Finca El Durazno
エル・デュラツノ農園はエルサルバドル北部、ホンジュラスとの国境に位置するチャラテナンゴ県パ・パルマ郡のロスプラネス、エル・イゾタル集落にあります。最高標高1900mにもなるエル・デュラツノ農園。現在のオーナーであるハイメ氏のお父さんが、それまでは中標高地帯でのコーヒー生産を行ってきましたが、2015年に品質向上を目指して、高地でのコーヒー生産に挑戦するために始めた農園です。農園には桃の木があることから、ドュラツノ(桃)と名付けられました。

農園は4つの区画で構成され、標高1900mに達する2つの高地区画でパカマラとゲイシャが栽培されています。中標高地とは異なるマイクロクライメットのため、コーヒーの収穫期は他の地域よりも遅い2月中旬から開始され、4月末まで行われています。

高地栽培の難しさ
寒冷な気候ゆえにコーヒーのチェリーが熟すのに時間がかかりますが、開花から時間をかけて熟すチェリーは豊富に養分を取り、フローラルでフルーティな風味を備えます。一方で、収穫期後半は雨季が間近に迫った時期になる点は十分な注意が必要です。4月に始まる雨季はエル・デュラツノ農園にとって不利な気候条件でチェリーの落下や劣化の原因となり、早期の収穫が必須です。また、豪雨時には農園までの道のりは悪路になり、農園への往来が出来ない事もあります。そのため、天候が回復するまで収穫を中断し、翌日に持ち越すことも多く、地域の路面に慣れていない人にとっては非常に過酷な道のりです。
そうした環境の中で、その年の天候やチェリーの生育状況を見ながら、毎年ベストなタイミングで収穫を行う、地元の人間だからこその経験が求められるそうです。
エル・デュラツノ農園は、これまでも何度かCup of Excellenceには挑戦をしてきました。残念ながらこれまでは選考を通過する事が出来ずにいましたが、ようやく2025年のCup of Excellenceで初めての受賞を果たしました。
この地域が齎すフルーティで華やかな卓越した風味特性を感じて頂ける、間違いなく素晴らしいコーヒーに仕上がっています。私たちのコーヒーがこのCup of Excellenceという機会を得て、皆様に提供できることを喜ばしく思います。と、ハイメさんは受賞の喜びを語ってくれました。

EL SALVADOR CUP OF EXCELLENCE 2025
2025年エルサルバドルCup of Excellenceは、5月26日-29日にかけて首都サンサルバドルでCOE国際審査会が開催されました。国内審査を経て40ロットが国際審査会に駒を進めました。そして、国際審査会での3ラウンドのセッションを経て29ロットが見事にCup of Excellenceを受賞しました。2025年のエルサルバドルCOEは、【Washed+Honey】【Natural】【Experimental】と生産処理別に3つのカテゴリーで審査が行われ、【Washed+Honey】が8ロット、【Natural】が12ロット、【Experimental】が9ロットCup of Excellenceに選出されました。
※Experimentalは、伝統的な生産処理方法と異なり、嫌気性発酵やカーボニックマセレーションなどの特異な生産処理プロセスによるカテゴリーとなります。
・ エルサルバドル COE2025 Washed&Honey部門8位(Score87.02)
- ・ロット詳細→ACE Webサイト


